また夢に竜巻を見る。
今回は霧のなかに茫洋と渦巻くものが単発で、
続いてくっきりとした細いものが複数同時に発生するという2段構え。
霧の中のはなんとなく由来がわかって、鳴門の渦潮の海中カメラ画像をちらっと見たからだろう。
まるっきり水中竜巻という具合だったから。

細いものはまるで鎌鼬のようにすぱすぱと障害物を切断していた。
あまりに切断面が綺麗なので、切り落とされた腕も拾ってくっつけるとすぐ癒着してしまった。
(後日調べてみたら、あの鎌鼬現象というのは科学的には眉唾ものだったそうで。…なんとなく、がっかり)

それにしても不思議なのは、竜巻の夢を見る場合、
必ずと言っていいほどシチュエーションは「自分の部屋」だということ。
窓の外をふっと見るとあの風の柱みたいなのがいきなり出現していて、
だんだん接近してくる、そんな状況がとても多い。
その度に逃げなきゃとか今からじゃもう遅いとか、ここはアメリカじゃないから
地下室ないしどうしよう!とか、懲りずに毎回大慌てするはめになる。
意外に現実的かもしれない。